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神田香織 講談「哀しみの母子像」を聞いてきました

 私が神田香織さんの講談を初めて聞くことができたのは、いまから5年前の小倉での「チェルノブイリの祈り」でした。講談と言えば、昔話を大仰に、そして口早にしゃべる古臭い演芸と思っている方も多いと思いますが、題目からもわかりますように、神田さんは、講談本来の姿の社会的なテーマを分かりやすく話すことに挑戦しておられます。もともと落語が好きで、それも現代的な創作落語が好きだった私は、すっかりそれ以来神田さんのファンになってしまいました。神田紅さんのようにテレビやマスコミにはあまり出ませんが、香織さんの信念をつらぬく姿に感動してしまいます。

 昨日は、久方ぶりに神田さんの公演「哀しみの母子像」が福岡市であるというので、バイクを走らせて行ってまいりました。会場には突然の企画にも関わらず、たくさんの方が見に来られていました。
 「哀しみの母子像」は今から32年前に横浜でおきた米軍機墜落事故の犠牲で亡くなった母子3人の話でした。残されたその母子の遺族からぜひ講談にしてほしいと頼まれていたそうです。その方も最近亡くなられて、ぜひ聞いてほしかった、残念だといわれていました。
 話が進むにつれて、会場からはすすり泣きが聞こえてきました。子供を失い、全身やけどで生き残り、ただれた皮膚の消毒のために激痛に絶えて消毒薬を満たした浴槽につけられる苦しみ、わずか31歳で精神病院で不遇のうちに苦しんで死んでいく母親の話に、私は原因不明で肺に水がたまる「奇病」で39歳で死んだ姉のことを思い出していました。のどにつながれた管を医師が「抜いてみましょうかね」といってはずして数日後に姉は息を引き取ってしまいました。私の母は医師に「殺しましたね」といいました。医師は何も答えずにただうつむいたままでした。私は今でも医師のやった処置が正しいのか間違っているのか、それとも両方なのか判断できずにいます。
 それと同じことが、ちょうど偶然同じ時期に行われていたのです。そのお母さんも、病院の医師の判断でのどに通した酸素の管をはずされ、数日後に息を引き取ったといいます。

 私がカネミ油を食べて、肺に水がたまる病気で死んだ人がたくさんいることを知ったのはほんの最近のことでした。
 
 さまざまな悲劇の被害者の苦しみは、ほとんどの場合その事件の瞬間だけではなく、その事件が忘れ去られた後も続くことを忘れてはならないと思いました。丁度昨日は、あの福岡の飲酒運転事故で幼い命が奪われて3年目にあたる日でした。

 神田香織さん! 頑張ってください。庶民の怒りを代弁してみんなに伝えてください。

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