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久しぶりに 「三四郎」 を読んでみました

 犀川へ三四郎のルーツを求めてバイクを走らせたとき、町役場の方が私に、「小説の中に京都郡の坂が出てくるでしょう。豊津高校へ小宮が通った坂ですよ」と問いかけられたが、読んだのがもう40年もまえの話だし、首をすこしばかり傾けて覚えていませんという風な態度で答えるしかなかった。
 帰ってきてからも、そんな場面が本当にあるのかと興味がわいた。本を買うのもなんだからと、図書館から借りようとおもった。しかし私の住んでいる黒崎には図書館がない。そこで、住民でなくても利用可能と聞いたことのある、いつもパソコンの勉強会でお世話になっている隣町の図書館に電話をかけてみると、広域利用というのがあるというのでさっそくバイクを走らせた。

 久しぶりの図書館ですから、目移りがしていろいろと面白そうな本を物色した。夏休みということもあって、図書館にはたくさんの人が来ていた。「三四郎」の文庫本は見つかり、面白そうな本2冊とともに借りて帰った。
 帰ってから二日がかりで一気に読んだ。
 私の若いころの感性をどんなだったのだろうと思い返しながら読んだ。同時に、若いころとはまた違ったきりくちで読むことができた。

 読んでいくうちにだんだん気がついたことは、私がいままでかんがえてきた女性観や、恋愛観が夏目漱石の影響を強く受けていたんだということだった。

 それと同時に、「三四郎」のなかの男と女の作り出す物語のスタンスはどこかで見たこと聞いたことがあると思い始めた。いかにも日本的な内面的な葛藤と秘められた思い、すれ違い、現実そのままの是認、そしてあこがれ。山田洋二監督の「寅さん」シリーズだ。

 考えてみれば、マドンナという言葉も、夏目漱石のぼっちゃんで有名になった言葉である。もしかしたら、山田監督も漱石の影響を受けているのかもしれないと考えだした。山田洋二の時代劇「武士の一分」などの三部作の人と人、男と女との関係も、漱石が描きだしたと同じ日本の男と女の世界を踏襲しているのかもしれない、と考えだした。

 それはともかく、本を最後まで読んでしまって、本来の目的の犀川町の役場の方が言われているような故郷の坂は見つけることは出来なかったが、今度機会があったらまた犀川まででかけて確かめてみたいと思った。

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