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「姥捨て?」 後期高齢者医療

 先日福田総理が、後期高齢者医療を「長寿医療」と呼び変えた。それをテレビで見た私はなぜ呼び変えたのだろうと疑問をもって、新聞のニュースを読みなおした。皮肉にも、この総理の「配慮」で、私はこの制度の現実を知ることになった。
 「後期高齢者とは、高齢者の中でも長生きしすぎた人々で、社会のお荷物になる人たち」と読めるではないか。そこで私は職場の仲間から聞かれたら、「姥捨て医療制度」としたほうが正確だと答えることにした。つれあいから聞かれた時もそう説明した。

 今日夕食がすんで新聞を読んでいた連れ合いが、「あんたと同じこと言いよるよ」と東大の免疫学者の多田富雄さんの「おちおちしんではいられない」という毎日新聞の記事をもってきた。
 多田さんもこの制度を「姥捨て」と呼んでいた。多田さんは、長期リハビリの停止の小泉総理の切り捨てにたいしても訴えたそうだ。そして後期高齢者医療が健常者が75歳であるのに、障害者は65歳から加入を強制されることを、まったくナチスと同じだと断罪している。
 同じ日本国民でありながら、年齢で切り捨てられ、障害できりすてられるとはなんということであろうか。
 この医療制度は今まで社会を支えてきた老人をまるでお荷物のようにあつかう姥捨て制度と感じたのは私だけでなく、たくさんの切実な家庭がいま感じていることのようだ。一番扶養が必要な時期に、家族から切り離され社会的な「お荷物」として扱われようとしていると思う。

 すでに、北九州市でも高齢者の多い医療機関の荒廃がはじまりつつある。公立の市立病院もその例外ではないようだ。

 こどもの誕生にかかわることではどうであろうか。高校時代、長塚節の「土」という小説を読んで衝撃をうけたことがある。生まれてきた子どもを生き残るために畑にうめるというくだりだ。しかし、いま私たちも、生活がままならないと子どもを人口流産して葬らなければならない家庭が増えている。あるいは、熊本の病院の赤ちゃんポストにたくさんの嬰児があずけられつづけている。

 いま、「土」の悲劇がこの近代日本でまた繰り返されようとしているようだ。

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