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NHKのカネミ油症特集をみました

 私のカネミ油症の体験を書いたブログを見た方から、NHKでカネミ油症の特集番組があるということを教えていただいた。その時は、どうせNHKの番組だからとあまりなぜか気乗りしなかったが、一応ビデオに録画しておいた。
 あとで、すこし時間ができたのでそれをみてみた。そして、おどろいた。私が5年くらい前体験した症状と同じ症状の方がたくさんいることだった。
 医者に見てもらうと、どこも悪くないといわれ、精神的なストレスからくるものだろうとか、自律神経の病気ではないかとかいわれたことも、テレビに出てこられた方々と同じだ。そして、カネミ油症とたたかい続けている長崎の女性の勇気に感動して、番組が終わると、悔しい思いでいっぱいになって目頭が熱くなっていた。

 そういえば、骨髄内のがんで痛みに苦しんでいる母に、「メリケン粉を飲ませても痛みが止まるようですから精神的なものでしょう」といった「日本的な名医」もおられた。
 母が髪の毛が円形に脱毛した時も、ストレスからでしょうと医者は言っていた。
 また、「肺の中に影があるが、いつか結核でも知らないうちにされたのでは」と父の肺がんを見抜けなかった医師もいた。

 姉は、医師から原因のわからぬ病だといわれ、肺水腫で39歳の若さで小学生の娘二人を残してこの世をさった。 

 そんな本当のことはほとんどわからない医者たちがなぜ権威をかさにきて、カネミ油症の患者認定という難題を解こうとするのだろうか。もし正確に認定なんてできないというのであれば、どうして引き受けて、同じ苦しみを味わっているものに線を引くのだろうか。無責任極まると思う。

 私も同じダイオキシン汚染の被害の運動にかかわっていた時、カネミにかかわっている方から検査を受けたらと何度も誘いを受けたが、その時は、なぜか自分のことではやりたくなかった。

 番組を見終わって、ためしに「肺水腫 カネミ油症」というキーワードで検索してみると、なんとたくさんの記述がヒットした。姉がなくなる時「もしかしたらカネミでは」と思ったことがあるが、やはりという思いがした。

 姉は、そのころちょうど長女の出産のために実家にかえっていた。その時に、私と共にカネミ油を食べたのだ。生まれた長女もすこし色が黒いねといっていた記憶があるが、おかげさまでその長女はその後は健康に今でも暮らしている。

 幸い東京の大学に行っていた兄だけが食べなくて済んだ。

 母は感が鋭いほうだったから、カネミ油症の疑いについてある程度感じていたかもしれないが、体面を重んじる明治女の母は、「そんなことはない」と言い続けた。

 カネミという三文字を除けば、何の変哲もない、どこにでもある、すこし病気がちのしあわせな家族であったが、カネミライス油という言葉が加わったら、私の家族の歴史はまったく違った色にぬりかえられてしまうことが不思議だ。それを認めたくない母のプライドもいまではわかるような気がする。

 

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