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今年こそピアノをうまくなりたい

 私が小さいとき、家にはおおきなオルガンと、がっちりとしたふたを開けるとレコード盤がある電蓄があった。母が小学校の教員だったから、学校払い下げのその二つをもらって帰ってきたらしい。小さな家に不似合いなほど大きなオルガンと電蓄だった。電蓄のレコード針はまだ鉄でできていた。
 しかし、母は音楽が一番苦手で、小学校の教員にもかかわらずオルガンがあまり弾けなかった。算数の授業と音楽の授業を同僚の先生に交代してもらっていたと聞いたことがあるくらいだ。だから私にしたって、小さな脚でふいごを必死にこいで鍵盤を抑えて音を鳴らすのが精一杯だった。

 小学校高学年になると、比較的裕福な家庭の女の子が、学芸会の合唱の伴奏を小さなユビを魔法のように動かして流れるようにピアノで伴奏をひいた。私は、うらやましいという感情なのか、ほのかな憧れなのか、そんなピアノが弾ける同級生がとても気になる存在となった。彼女の伴奏で、クラス全員が歌うという絶対的な動かしようのない違いにあこがれたのかもしれない。そういう私は、高学年になっても、ドレミファを鳴らしたり、童謡を一本指で引くくらいが関の山だった。

 50歳を過ぎてしばらくして私は体調を壊した。それからというもの体力というのは人間のあらゆることに支配的な影響を持っているみたいで、しばらく何をやっても自信を喪失してしまった。若いときから、時間から時間へ飛び回り、自分の限界も省みず動き回った付けが回ってきたのだろう。そんなとき、思い切って昔ほしかった音の響きのいいギターを買った。そして、指を骨折して弾けなくなってやめていたギターの練習を再びはじめた。そして、思いついたのが娘に買ってやって使われもしなかった電子ピアノのことに気がついたわけだ。
 ギターと同じくコードを弾くことを中心に少しずつ弾いてみた。パソコンのキーボードで両手を使うことに慣れていたせいか、こどものころと違って意外と右手左手が違う動きをしてくれるのだ。うれしくなって、2?3年前から、ときどき和音で伴奏する練習を始めた。最近になって、やっとで歌にあわせて手がすこし動き始めた。

 ということで、今年はぜひそのピアノで、すこし自分でも納得できるくらいの飛躍をしたいと思う。もちろん、ショパンやモーツアルトが弾けたら最高だが、まあ無理だから、歌の伴奏くらいは、いまコードが中心だからメロディーのアドリブまでつけてできるようになりたいものだ。

 おかしなもので、私たち団塊の世代と言われる世代が、いろいろな楽器をはじめているというニュースが最近ながれだした。そんなニュースを見ても、世代という面白さを感じてしまう。若い時代に貧しくて届かなかったものが子育てが終わって少しは自分でできるようになったのが団塊の世代の楽器ブームなのかもしれない。

 若いころ落語に凝っていた。今年はまた落語が流行の兆しを見せているそうだ。それも私たちの世代が寄席にいきはじめたからだと今日の毎日新聞にはかかれていた。

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