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豊後浄瑠璃 羅生門

私の父が記憶していた羅生門とすこし違うかも?

こりゃあんたあ、豊後浄瑠璃ち云うちな わしどーん国ん、ケツロクじょうが、昔かる こんかた、しゃっちかたっちぇ聞かせちー喜くーだもんどな。
面白りいーか、面白りいねーか、そりゃわしん知ったこっちゃねー、まあ一遍、誰ん彼ん呼んじ聞いち見ちいみち、笑いてーごたらて勝手にい笑な。
怒りてーごたら、勝手い怒るがいいわな。

さても さちぇも昔むかし 源ん頼光ん家来に渡邊ん綱ち云う、あってん あられん 力ん強いやつがおっちえ、今朝も夜の明けん鐘ん鳴るか鳴らんにい、ふぇーけ起きち、裏ん溜め池に行ちえ 顔うのんぼりくんだりかき洗うち、戻るが早えか昨夜ん残りん冷や雑炊を七、八杯もうち喰らうち、たっつたったーち雪隠に駆け込うじ糞をば左巻きい小山んほどずうんずんだれち、手も洗やせじい、手ばなをかむかむ戻っち来ちえ「やいやい家来家来はい俺がん足なかう玄関口い廻せ」ち云うたりや、かかんオヘマい納戸口から聞きつけちこけたり起けたりしちえつうじ出ちきちえ「綱やん綱やんお前今日は一体何処へ行くんかな」ち云うたりや、「俺りやこりかるう愛宕ん山え鬼退治に行くんじゃ」ち云うたや、かかんやたあ、ふくれづらかえーしち「うちんしのようなむてえーなしちゅうは居りやせん、こん季節しょわしいに、あろうありたけん子はほおたりまかせち洗濯もなあ着くじいち法丈さんさえ行かん所いお前どんが行くこつがいるかえ何にいしちえん危ねえ」ち云うたりや、綱ぁ「何にゆうか わりどうん知ったこったあねえ早うそくう退けえ面倒な」ち云うちオヘマんけつかぶうけっちけあぐりやー、オヘマあ仰向きいざめえ、ひっくり返っちい、屁をたれたり。
そこじい綱ぁ 庭ん隅いあった斗枡う踏みつぎいしちえヤッチヤマカセちい痩せ馬え打ち乗りい砂煙ゆうけたてち羅生門へと打ち向かう。
羅生門にたどりぬりや駒あいななく風じゃ吹く勇ましゅうは見えにけり。

そうこうするうちに鬼んやたあ黒雲ん上から何とん彼んとんよもよ知れん髭腕う差し出えち 綱ん兜のしころ(兜の天辺)ひっつこじいし あっちいぶらぶら、こっちいぶらぶら振っちえ振りくり廻しや前い いこうどちすりゃあよろよろ、後へ戻ろうちすりゃよろよろよろよろどげえちこげえち いかれんくせえ、そこうじ綱ぁ腹う立つるも立てんか腹を立てちい、腰せえちょった大ダンビロウど引き抜いじ「親重代のいわし丸 切るるか切れんな鍛冶屋がしっちょる光れ光れえち云うちめったあやたれえ振りくり廻しや鬼ん手の成首から切り落ちたりい。
「あ 痛あたったったー綱ぁわりや覚えちょれ こん敵や三日んせんうちい晴らさじおこうか」ち云うが早えか鬼やたあ 黒雲え乗っちえ逃げ失せたり。

鬼ん手ちゅうは赤うじ 長うじ 先ん方がさざえん尻見たごちい へちょぐりよごうじょる(くねくね曲がっている)。
そこうじ綱ぁ よもぎん大風呂敷い鬼ん手をひっ包うじ我が家を指しちど 立ち帰る。

さあ三日んせんそんうちい鬼んやたあ 隣ん婆え化けちいからに ?下駄 履いちいカランコロンカランコロンち やっちきちえ、「綱ぁ わりゃあこんうちや偉え手柄う立てちゅうじゃねえか、そん鬼ん手ちゅうを一寸俺に見せちくりい」ち云やあ 綱ぁ「わがどうに見するもんじゃねえ」
婆ぁ「そげなこちゅう云わんでどうでんこうでん見せちくりい」ち云や
綱ん奴あ図に乗っち 納戸ん隅から鬼ん手をこさぐりでえち来ちえ「そりゃ、こりが鬼ん手じゃ見さつしやりい」ち云うち放り出しや、当てつ眺めつ比べち見ち「うんこりゃ俺がん手に間違いねえ」ち云うが早えかそん手をひっつかうじからに煙出しん穴を蹴空けちからに 雲う霞と宙六天に消え失せたり。

綱ぁ たばかれたか 無念残念ち云うち ゆるりの框くれえさがっち 男泣きにぞ泣きにける。

豊後浄瑠璃羅生門の一席はお粗末でした。まずはこれまで。

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