阿蘇、有珠、浅間そして富士の名の由来から

 川崎の息子の長女の宮参りということで、多摩川にある浅間神社にいった。境内には溶岩が並べられていて、浅間という名前から浅間山をまつったものだろうかと聞いてみたら富士山をまつっているそうだ。そういえば、息子のマンションからも晴れた日には富士山がよく見える。川崎から多摩川をわたったすぐのいわば江戸の一番富士山に近い西のはずれに、富士山をまつる神社がつくられたのは納得出来る。しかし、なぜ富士山をまつる神社が浅間神社なのかと不思議におもって調べていくと、そのことについて書いた寺田寅彦の「火山の名について」という文章をみつけた。
 寺田寅彦と言えば、ろうそくの科学でも有名だが、夏目漱石の三四郎にでてくる池のそばの研究室にこもって光のもつ力を実験する東大の先生だ。かつて、豊前の豊津に三四郎駅という駅名があることでたどり着いたのも、三四郎のモデルの小宮豊隆のふるさとであることがわかり、すこし調べたことが有った。
高校時代夏目漱石の本を読みあさっていたこともあって、こんな偶然のつながりには、なんだか不思議な縁を感じてしまう。
 本題に戻って、アソ、アサマ、ウスとなんだか語感の似通った響きに、寺田寅彦は統計的な手法でつながりを見つけようとその「火山の名について」という著述で挑戦している。簡単に言えば、アイヌ語などの日本の先住民族の言葉にその火山の名前の由来があるのではないかという考え方もあるようだ。寺田はその他にも海外の火山の名前にも統計的な手法をもちいてさまざまな考察をおこなっている。なるほどと思った。

 それにしても寺田寅彦という人は漱石をも引きつけただけあって、独創的な発想をする素晴らしいひとだなあと改めて思った。

浅間神社の狛犬
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