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東京旅行

 ことし結婚したばかりの息子の新築マンションをのぞくことを目的に、この土日は東京を訪ねました。その結婚の挨拶もまだすませていなかった義兄にお会いして、かなわなかった亡き姉の墓参りに鎌倉をおとずれました。幼い二人の姉妹をのこして39歳でこの世を去らなければならなかった姉でしたが、私のなかにはまだいきいきとした思い出が残っていて、今でも動いているように思い出すこともできます。そんな姉は、兄の実家の土佐の地に埋葬されていましたが、最近家族のすんでいるところにちかい鎌倉のお墓に移されたのはきいていましたが、いくことがかないませんでした。墓では、あの千の風のうたではありませんが、お参りした後のさわやかな風のそよぎに、姉の久しぶりのささやきを聞いたような気がしました。

 墓参りを終わって、病床にある97になる叔母のお見舞いにまいりました。幼児教育に一生を捧げた叔母は、経済的な理由で幼稚園に行けなかった私に、ずっと絵本を送ってくださいました。また、進学などの節目ごと、ことあるごとにいろいろとご援助いただきました。最近では90歳をこえて、大分から単身でなき父母の法事にきていただいたきました。
 病院につくと、ますます私の母にそっくりになっていた叔母がベッドで横たわっていました。ほとんど反応を示すこともできないびょうじょうでしたが、私がきたよと家族が伝えると、私の手の中の叔母の手がかすかに握られました。出かける前から、いくら認知症が進んでいても、きっと私のことがわかるに違いないという変な自信のようなものがありましたが、本当に答えてくれました。
 母と叔母は、なかのよかった三姉妹のなかでも、師範学校の先輩後輩でもあり、兄弟のなかでも一番なかよくしていました。病床にあってもいつも母の名前を呼んでいるそうです。そんな叔母が、私の名前やなき兄の名前を読んだら、病床でわずかに目が泳いだように動き出しました。

 そんな気になっていたことをすますことができて肩の荷が下りた後は、息子が朝寝坊して空港への迎えをスッポカしたのに激怒したこともすっかり忘れることができて、気持ちよく息子のマンションで寝ることができました。

 朝起きてみると、ベランダからみる遠くの空に富士山がみえました。また、玄関を出たところからは、東京タワーとスカイツリーが小さく背比べをしていました。
 例によって反省もなくべらべらと息子夫婦にお説教をして食事をし、穏やかな気分で東京を去ることができました。すべてのことに感謝するような気持ちですごせたこの旅行は、どんな景勝地をまわる観光ツアーよりも、私たち夫婦にはよきものとなりました。

感謝!

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